福島市では、安全で安心な「環境にやさしいくだものづくり」に取り組んでいます。その1つが性フェロモン剤の使用です。
害虫のオスは一定の時期に害虫のメスが出す交尾サイン(性フェロモン)により相手にたどり着きます。性フェロモン剤を使用することにより、果樹園の中に常にこのサインを充満させておくことができます。オスは、このニセのサインの余りの多さに戸惑ってしまい、メスにたどり着くことができません。こうして害虫は子孫を残すことができなくなり、農薬の使用を最低限に抑えることができます。
また、このフェロモン剤は人体への影響はもちろん、くだものへの残留もまったくなく、自然環境に悪影響を与えません。
なお、リンゴでは10a当たり100本、モモ・ナシでは150本を目安として取り付けます。